研究テーマ
小進化を対象とした研究
爆発的な種分化をおこしたことで知られる,東アフリカの湖に生息するシクリッドをモデルに,それらの祖先にあたる河川産シクリッドのナイルティラピアを使った実験系の構築をおこなっています。
大進化を対象とした研究
研究室で繁殖飼育している熱帯魚
ゼブラフィッシュ
コイ目コイ科の魚で,真骨類の中ではより祖先的な古い系統に含まれます。
自然交配させることによって,比較的容易に,朝,受精卵を採卵することができます。そのため,世界中で広く実験動物として使われています。
ナイルティラピア
スズキ目カワスズメ科の魚(シクリッド)で,真骨類の中ではより派生的な新しい系統に含まれます。
ティラピアのメスは一定周期で排卵するので,排卵日の夕方,人工授精によって受精卵を得ています。
ポリプテルス
ポリプテルス目ポリプテルス科の魚で,条鰭類の中では最も祖先的な系統です。
受精卵を得るのがなかなか難しいのですが,ホルモンを注射し繁殖行動を誘発させることによって,自然交配させて得ています。
課題研究 配属希望の学生へ
まずは,気軽にメールで連絡の上,見学に来て下さい!
☆自然環境科学プログラムのカリキュラムに従っています。
- 2年次「発生生物学II」「自然環境科学実験B1」,3年次「進化生物学a」「自然環境科学実験B2」「環境生物学演習」などの科目を受講しましょう。
- 4年次「課題研究B」では,環境生物学分野の研究室の一員として,1年間研究活動をおこなうことになります。
- 具体的な研究課題は,研究室所属が決まってから4月上旬に,相談の上,決めます。
☆生き物を使って,実験をおこなう研究室です。
- 基本的に,コアタイムは平日10:00から18:00です。
- 就職活動・アルバイトなどの状況を加味して,実験スケジュールを立てていきます。
- サンプリングや実験などで,朝夜や土日におこなってもらう場合もあります。
- 分子生物学の実験やインジェクションなどをおこなうので,「手先が器用であること」「長時間,集中力を持って,細かい作業ができること」「実験ノートを書き,記録をとること」などできることが必要です。
☆セミナーには必ず参加・発表してもらいます。
- 研究室セミナー: 月曜にその週おこなう作業について確認し,金曜にその週おこなった作業について報告をおこなってもらうようにしています。
- 分野セミナー: ほぼ 月1回,月曜5限にあります。4年生は 年3回発表します。
☆年間スケジュール:
- -[前年度]--------------------------------------
- 2月 配属研究室の決定
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- 4月 分野 顔合わせ
- 4月 分野セミナー(所信表明)
- 10月 分野セミナー(中間発表)
- 1月 分野セミナー(プレ発表)
- 2月 課題研究発表会(口頭+ポスター)
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錦鯉学センター